【見守り新鮮情報】
— 国民生活センター (@kokusen_ncac) 2022年7月26日
見守る人も見守られる人も必見!!身近なトラブル対策「見守り新鮮情報」配信中!
427号の今回は「意図せぬリボ払い」です。詳細はこちら
困った時は、一人で悩まず、まず相談!消費者ホットライン「188」に電話https://t.co/VwG5p87BLc pic.twitter.com/PZfxeOciR3
リボは、仕組みをよく理解しないまま使っていると、知らず知らずのうちに残高が膨れ上がり、ひどいケースだとカード利用可能額を使い切ってしまい、毎月莫大な手数料の支払いに苦しむ、あるいは支払いきれずに自己破産なんて人もいるようです。
クレジットカード初心者の場合、リボ払いは「ダメ。ゼッタイ。」です。
一方で、カード会社からすると、リボの手数料収入は貴重な収益源になっているようです。
リボ払いを少しでも多くの人に使ってもらったり、あるいはリボ払いに対する抵抗感を少しでも小さくしようと、会社によって様々ですが、いろいろな策が練られているようです。
たくさんのポイントがもらえるお得なキャンペーンなどでエサをまいたりもしています。
クレジットカードの仕組みに詳しく、この「エサ」だけ狙って釣り針には引っかからない賢い魚のような、リスク管理のできる人であれば、あえてリボを使うというのも一つの手かもしれません。
リボ専用カードを事実上一括払いで利用
ポケットカードが発行する、
- P-one Wiz(還元率最大1.4%)
- ファミマTカード(FamiPayチャージ等で使える)
は(実は)リボ専用カードです。
初期設定はミニマム・ペイメントコースになっていて、10万円利用しても翌月の支払いは3000円です。
残り97000円はリボ残高として残り、初月手数料は無料ですが、年率18%なので1435円(1ヶ月30日の場合)の手数料が次月支払いより発生します。
支払額のほぼ半分が金利...
このままリボ残高を気にせずガンガン使っちゃうような人は...いずれ188、あるいは弁護士に電話することになりそうですね...
ただ、上記のカードはずっと全額支払いというコースが選択可能です。
このコースにすると、翌月にリボ残高全額を一括で口座引き落としとなるため、リボ手数料はかからなくなります。
カード発行後、すぐにWEBでコース変更の手続きだけできれば、これらのカードの特典をお得に活用することが可能です。
ちなみに、このようにリボ専用にも関わらず、それが明らかでないカードというのはそんなに多いものではありません。
入会申込時にリボのコースの選択が必須だったから、自動リボになっているんじゃないかと不安になってしまう人もいるかもしれませんが、それはあくまでもリボのコースが選択したものに設定されるというだけで、1回払いで普通に利用したものが自動でリボになってしまうわけではないです。
自動リボというのは、
- 楽天カード:自動リボサービス
- dカード:こえたらリボ
- エムアイカード:あんしんリボ
- 三井住友カード:マイ・ペイすリボ
- アプラスカード:リボかえル
- au PAYカード:あらかじめリボ
- エポスカード:いつでもリボ
- ジャックスカード:Jリボサービス
- セゾンカード:リボ宣言
のことで、カード申し込み時にこれらを意図せず申し込まないようにだけ注意しておけば大丈夫だと思います。
どうしても不安なら、最初に少額使ってみた後、利用明細を確認し、1回になっているか、リボになっていないかを確認した上で本格的に使い出すようにするのもありです。
自動リボの手数料を繰上返済で抑える
など、リボ手数料を1円以上支払うと、還元率の上がるカードがあります。
私は以前dカードのこえたらリボを利用していましたが、毎月25日以降に、
- WEBで手続き
- ネットバンキングやATMで返済
の手間をかけることで、リボ手数料を数円程度に抑えつつ、1.5%の還元率を実現することができました。
JACCSが発行する、
- Ponta Premium Plus(リボ専用コース)
などは、月末時点のリボ残高に対してリボ手数料がかかるという仕組みになっているそうです。
手間はかかるものの、ATM返済で残高を数百円以下まで減らしておくことで、リボ手数料を十数円以下に抑えつつ、高還元の恩恵を受けることが、今のところ私はできています。
リボ払いキャンペーンの活用
私は、最近投信積立以外でほとんど利用していなかった楽天カードで、自動リボのキャンペーンがあったので試してみようと思い実際にやってみました。
慎重に検討した上で、私が実際に試した手順は以下の通りです。
- 楽天e-NAVIからキャンペーンにエントリー
- 自動リボの登録
- ショッピングリボコース1万円以下に設定
- 楽天キャッシュを4万円購入
(5と0のつく日にJCB利用で+1%のCPを併用) - 翌月上旬におまとめ払いの手続きをして、同月27日に40000円+リボ手数料(月利1.25%)500円の全額を支払う
- キャンペーンポイント付与までの3ヶ月間、投信積立以外利用しない
(私は翌月下旬に楽天ペイでポイントを併用して十数円だけ利用していましたが、これに対するリボ手数料は0円です。) - 3ヶ月後に4100ポイントGET
- (一応支払日の27日が過ぎてから、)自動リボを解除
この時は、4万円の利用に対し、期間限定ポイント(翌月末まで)が4100ポイントもらえ、一方でリボ手数料が500円かかったので、差し引き3600円分のプラスでした。
キャンペーンポイントの還元率は+9%ということになります。
このように、リボ手数料をしっかり計算した上で、それよりキャンペーン等でもらえるポイント等の方がはるかに多くお得、リボ返済や自動リボ解除等の手続きも簡単、という条件を満たす場合に限って、リボを使ってポイントを稼ぐというのも個人的にはありだと思いました。
ただ、私はやっても人にすすめようとは思いません。
リスクを承知でリボ払いキャンペーンを利用する場合は、くれぐれも自己責任で、手順や計算をしっかり確認し、間違えたり、手続きしそびれたりで、かえって損をするはめにならないよう気をつけましょう。