「『長期・分散・積み立て・低コスト』投資を多くの人に実践してもらう狙い」。新しい少額投資非課税制度(NISA)を分かりやすく解説します。#マネー研究所 #nikkeistyle #新着
— NIKKEI STYLE (@nikkeistyle) 2017年9月12日
▶つみたてNISA18年開始 120本が対象にhttps://t.co/WVeusPd0dw pic.twitter.com/G7m1YcAYUe
2022年からNISAで投資信託の積立を行っています。
2023年までは、楽天証券につみたてNISA口座を開設していましたが、2024年の新制度導入にあわせてSBI証券にNISA口座を変更しました。
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)を毎月5万円(2023年までは33333円)つみたてています。
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) | 投資信託 | 楽天証券
2003年~2013年の間適用されていた証券優遇税制(軽減税率10%)が廃止され、2014年以降本来の税率(20%)に戻る代わりに、という形で、2014年からNISA(Nippon Individual Savings Account)という少額投資非課税制度が導入されています。
当初導入されたNISAは、毎年120万円までの投資について、最長5年間非課税になるというものでした。
(つみたてNISAやジュニアNISAとの区別のため、一般NISAと言われます。)
2018年からは、つみたてNISAという制度を選択利用できるようになりました。
毎年40万円までの投資について、最長20年間非課税になるというものです。
2022年までは20歳以上、2023年は18歳以上の場合、上記の一般NISAとつみたてNISAのどちらを選ぶ必要がありました。
個別株の売買をしたいのであれば一般NISAしかありません。
一方で、老後2000万円などを目指した資産形成であれば、より長期的に利用できるつみたてNISAの方が適していました。
2024年から、NISAの拡充が行われます。
金融所得課税の見直し(増税)が検討されていると言われる中で、先行する形ですが、その代わりということになるものと思われます。
となっており、併用不可だった一般NISAとつみたてNISAが合体したような形です。
NISAの注意点として、非課税制度なので、利益に対する課税がない一方で、NISA口座で損失、他の課税口座で利益が出た場合に、これを相殺することはできません。
たとえば、
- NISA口座で10万円の損失
- 課税口座で10万円の利益
が出た場合、トータルの損益は±0ですが、税金は課税口座に対してのみ発生するため、2万円が課税されることになってしまい、節税どころか、損してしまいます。
したがって、節税のためには、NISA口座での損失の可能性を小さくし、利益を出せる可能性の高い投資先を選ぶことが重要です。
2023年までのNISAの場合、毎年の非課税枠は小さいものの、非課税の期間が長いつみたてNISAの方がメリットは大きいと思います。
2024年以降のNISAでは、年間投資枠上限の360万円(月平均30万円)を利用した場合、つみたてなら5年で1800万円に達します。
一応、成長投資枠の年間240万円、総枠1200万円分については、回転売買等も可能ですが、そもそも枠がある時点で短期売買には不向きであり、また損切りすると上記の通り損になりかねないことも考えると、つみたてで利用していく方がいいと私は考えます。
高配当狙いで長期保有を前提として株やETFを購入するのに利用したいという人もいるかもしれませんが、配当金を再投資に回すと投資枠を消費するのに対し、配当のない(非上場の)投資信託の場合、配当金相当額は投資信託の基準価格の上昇として反映されるため、よりNISAに適していると思います。
私は投資先として、米国のS&P500指数に連動する投資信託を選びました。
米国市場全体の上昇を期待しているからというのが理由です。
楽天証券で投資信託の購入を始めた2021年時点では、人気があり時価総額も大きかったのは、GAFAMと呼ばれる
などの企業です。
しかし私には、これらの個別企業の20年後は到底予測できません。
2023年時点でも既に、これらのうちMetaの株価が大きく落ち込んでしまいました。
一時はTESLAがこのラインナップに食い込んでいましたが、オーナーのイーロン・マスク氏が大きな負債を抱えたTwitterを買収したりする等、今後どうなっていくのか、私には全然分かりません。
しかし、上記の企業が伸びなかったとしても、米国経済全体が停滞しない限りは、新たな成長企業が停滞する企業と入れ替わって指数を構成していくため、S&P500指数自体は20年後も上昇している可能性が高いと思っています。
上昇余地という点で、新興国(インド、東南アジア、アフリカ等)に分散投資した方が期待できると思うかもしれません。
ただし、これらの国は、アメリカと違い、市場環境が不十分であり、国の経済の成長が株価等に十分反映されるわけではありません。
アメリカでも他の多くの先進国と同様、出生率が低いという問題はあるものの、移民が多く流入し続けるため、人口増加も続き、高度な市場経済と比較的高成長を今後も見込めるものと考えています。
もちろん、極端な例ではイエローストーンの大噴火等も含め、アメリカ経済に破滅的な未来が待っている可能性もゼロではありません。
投資はあくまでも自己責任でお願いします。
投資信託は、一般的に購入時手数料や信託報酬、信託財産留保額といったものを直接的、間接的に支払う必要があります。
ただし、インデックスファンドの場合、指数の構成割合に合わせて個別企業の株式を機械的に買うだけなので、年収数千万円のファンドマネジャーを雇う必要はありません。
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)のコストは、
- 購入時手数料:なし
- 実質信託報酬:0.0968%/年
- 信託財産留保額:なし
と、ほとんど気にしなくていいと思います。
最初に、楽天証券を選んだのは、2022/8まで、楽天カードでの積立で楽天ポイント還元(1%)があったからです。
2022/8からは、楽天キャッシュでの積立に切り替えました。
NISA口座をSBI証券に変更した後は、三井住友カード(NL)で5万円、それ以上行いたい場合は現金での積立を予定しています。
クレジットカード積立については以下に記載しています。